かつて、物議を醸した発言が話題になったが、Wyntonとは違った、気骨のあるミュージョシャンシップが目立つ Branford Marsalis の2003年録音盤。本作は個展開催に際して、主催者から依頼され、ジャズを愛した画家ロメール・ベアデンに捧げられた。この気骨ある画家へのトリビュート作品を制作したブランフォードには、「アメリカン・クラシカル・ミュージック」であるジャズへの責任とニューオリンズの土壌が育んだ何かが感じられる。
しかし、ここでのウイントンの地の底を這うようなミュート・ソロの素晴らしさ、ブルース・インパルス横溢の作品だ。ジャズを愛し続けた画家、ロメール・ベアデンに捧げたアルバム。ウィントン、エリスなどマルサリス・ファミリーが一堂に会した豪華な共演盤でもあり、ブランフォードも快演を繰り広げる。